「2022年度 小売調整力実証」参加者募集【募集終了済】
【2022年12月5日追記】本募集は終了しました。 たくさんのお申込みをいただきありがとうございました。
背景
昨今の電力需給の逼迫および市場価格の高騰は、電力事業者、ひいては一般の電力消費者にとって大きな課題です。
こうした事象を緩和する手段として、蓄電池等を集合的に遠隔制御する「VPP(Virtual Power Plant: 仮想発電所)」技術が注目されています。
自然電力は、自社のエネルギーマネジメントシステム「Shizen Connect」を活用し、 小売電気事業者の卸市場からの電力調達コストを削減し、ひいては需給ひっ迫を緩和する制御などを研究開発してきました。
今回の実証では、 蓄電池メーカー各社に協力いただき、蓄電池メーカーの遠隔制御システムからの家庭用蓄電池の遠隔制御を行い、調整力創出効果や小売電気事業者の電力調達コスト削減効果を検証します。
本実証が成功し商用化すれば、遠隔制御システムに接続する数十万の蓄電池が仮想発電所となり、 その規模は中型火力発電所と同等の200-300MWを想定しています。
電力需給ひっ迫や電力市場価格高騰を緩和するための社会的に意義のある実証です。何卒ご協力をいただけましたら幸いです。
募集概要
参加資格 | 本実証に参加する蓄電池メーカーの蓄電池を保有する方 ※ 契約している小売電気事業者を問いません |
募集期間 | 2022年10月28日~2022年11月末日 |
実証実験内容 | 3時間の遠隔制御を4回程度実施 ※ 遠隔制御ですのでご準備いただくことはありません。 ※ 充放電制御による電気代の負担増加は最大でも600円程度を想定しています。これ以上となる場合には差額を補填します。差額の補填方法については発生した際に個別にご連絡します。 |
スケジュール | 2022年10月から11月:制御確認のため短時間の充放電制御の実施 2022年12月中旬から2023年1月中旬:実証実験の実施 ※ 12月初旬に日程確定後、ご連絡します |
募集人数 | 700名程度 ※保有機器の種類等により、ご参加いただけない場合があります |
備考 | 本実証に関するお問合せは自然電力までお願いいたします。本実証が原因で蓄電システム等に不具合が発生した場合、その修理費用は自然電力が負担いたします。 |
参加する企業
参加者 | 社名 | 役割 |
小売電気事業者 | 株式会社UPDATER、東京ガス株式会社、株式会社ボーダレス・ジャパン | 経済性試算のための情報提供など |
蓄電池メーカー等 | グリッドシェアジャパン株式会社、スマートソーラー株式会社、住友電気工業株式会社、ダイヤゼブラ電機株式会社、ニチコン株式会社 | 蓄電池制御の実施、顧客対応など |
VPPアグリゲーター | 自然電力株式会社 | 制御計画の立案、成果検証、その他実証実験全体のとりまとめなど |
実証項目とスケジュール
実証項目 | (1) 蓄電池メーカーの遠隔制御システムを用いた調整力創出の技術性の評価 (2) 小売電気事業者の需給状況の把握方法と制御ロジックに関する検討 (3) 小売電気事業者のコスト削減によるビジネスモデルの検討 ・卸電力市場からの調達コストや容量拠出金などのコスト削減効果の試算・評価 ・蓄電池メーカーの遠隔制御システムの運用コスト面の評価 |
スケジュール | 2022年10月28日 実証に参加する蓄電池保有者の募集の開始 2022年12月 実証開始(~2023年1月) |
参加申込フォーム
「2022年度 小売調整力実証」参加者募集は締め切りました。
たくさんのお申込みをいただき誠にありがとうございました。